瓦とは

屋根に使う建材の総称として「瓦」と言います、「屋根瓦」「スレート瓦」「金属瓦」とも言われています。

実は、正確には「屋根材」と言って、大きくは素材の種類で名前が違います。
いま日本で使われている主な屋根材は以下の4つになります。

  • 瓦(粘土)
  • スレート(コンクリ)
  • シングル(防水紙)
  • 金属(鉄)

各屋根材の主な特徴をご紹介します。

粘土瓦(和型/平板)

和型(切り落し棧瓦)

日本の風土、移り変わる四季、そこには自然の厳しさがある。その過酷ともいえる気候条件に打ち勝つために、あらゆる技術を取り入れ厳選された「純いぶし瓦」は純木造住宅を完成させる。そこにはやさしさと落ちつきがありくつろぎをかもしだす自然の顔があります。

粘土瓦ってたのもしいのです。

数ある屋根材の中で、どうして「やっぱり瓦」なのか?それは、瓦があらゆる面で優れているからです。 耐久性、デザイン性、安全性、快適性など、トータルな性能の優秀さを考えれば、瓦が日本の屋根材の王座に君臨し続けているのもナットクできますね。

粘土瓦(和型/平板)の特徴

強い

  • 水に強い
    吸水や透水がほとんどなく、屋根勾配や組み合わせ構造などの設計上の工夫も万全で、雨水の進入をしっかりと防ぎます。
  • 熱に強い
    四季や1日の気温変化、寒冷地の凍害、過熱変化(火事など)にも耐えることができます。
  • 風に強い
    風圧や積雪の荷重に耐え、風による砂塵などからの摩耗も少なく、強風による飛散にも強い仕組みになっています。
  • 地震に強い
    全日本瓦工事連盟の振動実験で、震度7の激震でも安全なことが証明されました。正しく施工されていれば、地震も台風も安心です。

美しい

伝統の和形、洋瓦を改良した平板やS形、それらをさらに改良したもの、新しい形の瓦など、デザインは豊富。カラーバリエーションも多彩で、銀いぶしや塩焼き瓦の赤をはじめ、釉薬瓦には多くの種類があります。これらの組み合わせによって、純和風の家屋や洋風の家、和洋折衷の建物など、さまざまな建築物を築き上げることができます。世界の瓦との出会いが、日本の屋根をより美しく豊かなものに変身させたわけですね。

安全

がんや呼吸器系の病気の原因になるといわれるアスベスト(石綿)。瓦はアスベストを全く使用していません。瓦の原料は1400年前から変らず、良質の粘土。これを練って成型・乾燥・施釉し、1100℃のトンネル窯で焼成して作り上げます。瓦は無公害・安心・安全の自然マテリアルなのです。人にやさしく、環境にやさしいこと。それがいちばん大切なことだと、私たちは考えます。

静か

雨水の浸入を防いでも、音が気になるようでは快適に暮らすことはできません。瓦は雨音や外の騒音を和らげるという、優れた機能も持っています。瓦を標準施工した場合、騒音レベルは一般的なオフィスの半分程度。静かな環境をお約束します。

経済的

瓦のよさはわかるけど、高価なのでは?・・・そんな心配をされる方が多いのではないでしょうか。でも瓦の寿命は200~300年といわれ、メンテナンスはほとんど不要の一生モノなのです。しかも、家を新築される時でもリサイクル可能。年月を経るほどに渋い美しさを増すという意味でも、だんぜんおトクな屋根材といえます。

凹凸のないスマートなデザインの平板瓦

コンクリート瓦

コンクリート瓦

私たちを魅了してやまないヨーロッパの街並みそこには伝統に培われた風格と気品が香っています。

コンクリート瓦
独自の防水機構で、雨水をシャットアウト。

世界的な異常気象により、屋根材の防水性能に対する重要性がますます高まっています。モニエル瓦は、寸法精度と非透水性に優れたコンクリート瓦であるとともに、地瓦同士を確実にロックして入り込んだ雨水を排出する「ウォーターチャンネル」と、吹き込んでくる雨水を渦巻き現象で排出する「防水桟」を採用。毛細管現象もしっかりと防ぐ独自の防水機構です。同じ4寸勾配でも、余裕を持って雨水をシャットアウト。センチュリオンタイプなら、瓦の常識を超える2寸5分勾配からの使用を可能にしました。

快適性

優れた断熱効果や高い遮音性能を発揮。

モニエル瓦自体の断熱性能に加え、瓦と野地の間の空気層が優れた断熱効果を生み出します。また、コンクリート瓦ならではの遮音性能で、豪雨でも音が気になりません。

環境対応性

ノンアスベストと省製造エネルギーで、健康と地球環境に配慮。

今や地球環境の保護は、世界規模での取り組みが求められる切実な問題です。モニエル瓦は、発ガン性があるといわれる石綿(アスベスト)を一切使用せず、健康にしっかり配慮。また、コンクリート瓦なので、二酸化炭素が大量に発生する焼成加工も不要であり、地球環境の保全に貢献します。

耐震・耐風性

屋根全体と一体化し、エネルギーを有効分散。

ラファージュ・グループの技術を結集したモニエル瓦は、世界的に認められている確かな性能を誇っています。専用のリングネイルで瓦桟木を通して固定する「引掛桟釘打ち工法」と、瓦の横ずれを防ぐ「ウォーターチャンネル」を採用。世界各地の地震の経験から生まれた、ずれにくい構造が瓦と屋根全体を強固に一体化し、高い耐震・耐風性能を発揮します。

施工性

確かなノウハウと技術力により、正確で素早い葺き上がり。

高度なコンクリート成型技術をベースに、半乾式押し出し成型で製造するため、非常に寸法精度がたかく、桁行き・流れ方向ともに簡単に地割りができる形状です。さらに、業界をリードする施工ノウハウにより、シンプルにマニュアル化された手順で作業できるので、素早く正確に葺き上がります。

化粧スレート瓦

私たちを魅了してやまないヨーロッパの街並みそこには伝統に培われた風格と気品が香っています。

化粧スレート瓦

耐候性

タフコートシリーズには塗膜厚平均約40ミクロンの高耐候性塗装を採用。

特殊セメント基坂に厚めの塗装を施し、さらに雨水の進入を防ぐ疎水性塗料でコーティングして、長期の耐候性を保持。さらにタフコートシリーズでは、新開発のアクリル樹脂塗料が生み出す塗膜により、従来品をさらに上回る高耐候性を実現。長い間再塗装の必要がありません。

断熱性

寒暖の変化から住空間を快適に保ちます。

熱伝導率の極めて低い基材を採用。太陽熱を有効にカットするため、屋根瓦表面が70℃のとき、野地板裏面は50℃以下。日本瓦と同等の性能を発揮します。

遮音性

軽くて丈夫。遮音性の高い優れた性能。

3.3m2当たり日本瓦の約1/3の軽さ。しかも衝撃に強く、踏み割れしにくい納まり設計。また、遮音性能も高く日本瓦と同等の優れた効果を発揮します。

防火性

安心して暮らせる不燃材

ナショナル屋根材(テラユーロを除く)は特殊セメント板を採用した不燃材です。建築基準法第22条指定はもちろん、準防火・防火地域にもご使用いただけます。

ゼロアスベスト(無石綿)

ゼロアスベスト屋根材

人と環境に配慮した、石綿を一切使用しない屋根材を開発・製品化。住む人と地球環境にやさしい商品です。

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